WordPressのカスタマイズで大活躍!条件分岐24パターンとコードの書き方

WordPressのカスタマイズで大活躍!条件分岐24パターンの書き方
この記事で解決できるお悩み
  • WordPressの条件分岐とは?
  • 条件分岐の種類は何がある?
  • 条件分岐の書き方や使い方を知りたい

WordPressのサイトを構築していると、「もっと効果的にコンテンツを表示したい」「訪問者に合わせてページをカスタマイズしたい」と考えることはありませんか?

ここでは、WordPressの条件分岐を使って、あなたのサイトをもっと魅力的で効率的なものに変える方法を紹介します。

WordPressの条件分岐は、サイト構築に必要不可欠な処理です。当記事で紹介するソースコードをコピペして、条件分岐を使いこなしてくださいね!

WordPressサイトのカスタマイズに不可欠な処理です。使用頻度が高い条件分岐から覚えよう!

記事の執筆者
ともきゃんの似顔絵
ともきゃん
  • Webサイト構築とWebデザインの専門家。
  • 1級ウェブデザイン技能士、1級色彩コーディネーター。
  • Webエンジニア歴8年、Webサイト制作会社の正社員として働く。
  • 2つのブログ運営と自社のサービス販売で、総売上200万円を突破。
目次

WordPressの条件分岐一覧

WordPressの条件分岐は、特定の条件に基づいて異なるコンテンツを表示するために使用される処理のことを指します。以下は、条件分岐とその役割を表形式でまとめたものです。

これらの条件分岐は、特定のページや状況に合わせてコンテンツを動的に表示したり変更したりするのに役立ちます。これにより、WordPressテーマの柔軟性とカスタマイズ性が向上するでしょう。

筆者の使用頻度
  1. 必ず使う
  2. 使うことが多い
  3. 半々くらい
  4. たまに使う
  5. 使ったことがない
スクロールできます
If文の記述方法役割使用頻度
is_home()ブログのホームページが表示されている場合に真を返します。
is_front_page()サイトのフロントページが表示されている場合に真を返します。
is_single()個別の投稿ページが表示されている場合に真を返します。
is_singular()個別の投稿ページまたは固定ページが表示されている場合に真を返します。
is_page()固定ページが表示されている場合に真を返します。
is_category()カテゴリーアーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_tag()タグアーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_tax()カスタムタクソノミーのアーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_author()著者アーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_archive()任意のアーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_search()検索結果ページが表示されている場合に真を返します。
is_404()404エラーページが表示されている場合に真を返します。
is_attachment()添付ファイルページが表示されている場合に真を返します。
is_day()日別アーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_month()月別アーカイブページが表示されている場合に真を返します。
iis_year()年別アーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_time()時間別アーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_date()任意の日付アーカイブページが表示されている場合に真を返します。
iis_new_day()新しい日が始まった場合に真を返します。
is_post_type_archive( ‘post_type’ )指定した投稿タイプのアーカイブページが表示されている場合に真を返します。
is_sticky()現在の投稿が”sticky”(固定表示される投稿)である場合に真を返します。
has_post_format( ‘format’ )特定の投稿フォーマットを持つ投稿が表示されている場合に真を返します。
is_paged()ページが分割され、サブページが表示されている場合に真を返します。
is_mobile()スマホのアクセス時のみ表示します。

よく使うWordPressの条件分岐とその使い方

WordPressのカスタマイズで大活躍!条件分岐24パターンの書き方

WordPressの条件分岐は、あなたのウェブサイトをより機能的かつ個性的にするための鍵です。この機能を理解し、活用することで、以下のようなメリットがあります。

  • カスタマイズ性の向上
  • サイトのパフォーマンス改善
  • ユーザーエクスペリエンスの向上

これから紹介するWordPressの条件分岐は、これらのメリットを実現するための具体的な方法を詳しく解説します。

プログラミングの知識がある方はもちろん、WordPress初心者の方でも理解しやすい内容となっています。サイトの可能性を最大限に引き出すため、ぜひこの情報を活用してください。

あなたのwebサイトが、思い描いたデザインになるように、一緒に学んでいきましょう!

これらの条件分岐はWordPressサイトの構築やカスタマイズでよく使うから必ず覚えて帰ってね!

is_home()・is_front_page()

is_home()は、WordPressのブログページ(投稿一覧ページ)が表示されているかをチェック。デフォルトでは、サイトのメインページがブログページに設定されている場合、「true」を返します。

それに対してis_front_page()は、ウェブサイトのフロントページ(トップページ)が表示されているかをチェック。WordPressでは、フロントページを静的ページ(固定ページ)またはブログページとして設定できます。

以下は、is_home()is_front_page()の使用事例です。コメントアウトにより、それぞれのコードの役割を説明しています。

<?php
// フロントページが表示されている場合
if ( is_front_page() ) {
    // ここにフロントページ専用のコードを書く
    echo "This is the Front Page";
}

// ブログページ(投稿一覧ページ)が表示されている場合
if ( is_home() ) {
    // ここにブログページ専用のコードを書く
    echo "This is the Blog Page";
}
?>

このコードでは、is_front_page() is_home()を使用して、現在表示されているページがフロントページかブログページかをチェックし、それに応じたメッセージを表示しています。

たとえば、フロントページに特定のウェルカムメッセージやカルーセルを表示したい場合や、ブログページに特定のスタイルやレイアウトを適用したい場合に有用です。

まとめ
  • is_home(): ブログのメインページに適用。
  • is_front_page(): WordPressのフロントページに適用。

is_single()・is_singular()

is_single()はWordPressで個別の投稿ページが表示されているかどうかをチェックします。これは、ブログ投稿やカスタム投稿タイプの個別ページが表示されている場合に「true」を返します。

is_singular()は少し広範囲で、個別の投稿ページ、固定ページ、またはカスタム投稿タイプのページが表示されているかどうかをチェックします。これにはis_single()is_page()の両方が含まれます。

以下は、is_single()is_singular() の使用事例です。コメントアウトにより、それぞれのコードの役割を説明しています。

<?php
// 個別の投稿ページが表示されている場合
if ( is_single() ) {
    // ここに個別投稿ページ専用のコードを書く
    echo "This is a single post";
}

// 個別の投稿ページか固定ページが表示されている場合
if ( is_singular() ) {
    // ここに個別投稿ページまたは固定ページ専用のコードを書く
    echo "This is a singular page (either a single post or a static page)";
}
?>

このコードでは、is_single()is_singular() を使用して、現在表示されているページが個別の投稿ページか固定ページかをチェックし、それに応じたメッセージを表示しています。

たとえば、個別投稿ページに特定のスタイルを適用したい場合や、固定ページに特定の機能を追加したい場合に有用です。

まとめ
  • is_single(): 個別のブログ投稿ページに特化。
  • is_singular(): 任意の単一ページ(投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプ)全体に適用。

is_page()

is_page() は固定ページ(静的ページ)に特化した条件分岐です。ページID、ページタイトル、スラッグを指定して、特定の固定ページでのみ特定の処理を行うことができます。

<?php
// 特定の固定ページ(例えば、ページIDが7のページ)が表示されている場合
if ( is_page(7) ) {
    // ページID 7の固定ページ専用の処理をここに記述
    echo "This is a specific page with Page ID 7";
}

// 特定のページスラッグ(例えば、「contact」)のページが表示されている場合
if ( is_page('contact') ) {
    // スラッグが「contact」のページ専用の処理をここに記述
    echo "This is the Contact Page";
}
?>

このコードでは、ページIDやページスラッグを指定して、特定の固定ページに対して特定のメッセージや機能を表示しています。特定のページに特別なスタイルや追加情報を提供する際に有用です。

まとめ

is_page(): 固定ページのカスタマイズに適用。

is_category()・is_tax()

is_category()は、特定のカテゴリーのページが表示されているかをチェック。特定のカテゴリーに属する投稿ページを表示している場合に使用されます。

is_tax()は、 カスタムタクソノミーの特定のターム(項目)ページが表示されているかをチェック。カスタム投稿タイプに関連付けられたカスタムタクソノミーのページが表示される場合に使用されます。

<?php
// 特定のカテゴリーのアーカイブページが表示されている場合
if ( is_category('news') ) {
    // 'news'カテゴリーのアーカイブページ用の処理をここに記述
    echo "This is the News Category Page";
}

// カスタムタクソノミーの特定のタームのアーカイブページが表示されている場合
if ( is_tax('genre', 'horror') ) {
    // 'genre'タクソノミーの'horror'タームのアーカイブページ用の処理をここに記述
    echo "This is the Horror Genre Page";
}
?>

このコードでは、is_category()を使用して「news」カテゴリーのページが表示されているかをチェックし、is_tax()を使用してカスタムタクソノミー「genre」の「horror」タームのページが表示されているかをチェックしています。

まとめ
  • is_category(): カテゴリーに適用。
  • is_tax(): カスタムタクソノミーに適用。

is_archive()・is_post_type_archive( ‘post_type’ )

is_archive()は、役割: 任意のアーカイブページが表示されているかをチェック。アーカイブページにはカテゴリー、タグ、著者、日付別などのページが含まれます。

is_post_type_archive( 'post_type' )は、特定のカスタム投稿タイプのアーカイブページが表示されているかをチェック。カスタム投稿タイプに特有のアーカイブページに特定のデザインや機能を適用する際に使用されます。

<?php
// 任意のアーカイブページが表示されている場合
if ( is_archive() ) {
    // 一般的なアーカイブページ用の処理をここに記述
    echo "This is a General Archive Page";
}

// 特定のカスタム投稿タイプ(例: 'product')のアーカイブページが表示されている場合
if ( is_post_type_archive( 'product' ) ) {
    // 'product'カスタム投稿タイプのアーカイブページ用の処理をここに記述
    echo "This is a Product Archive Page";
}
?>

このコードでは、任意のアーカイブページと特定のカスタム投稿タイプのアーカイブページが表示されている場合に、異なるメッセージを表示します。

このように、ページタイプに応じて異なるスタイルや機能を適用する際に有用です。

まとめ
  • is_archive(): アーカイブページの全般に適用。
  • is_post_type_archive( 'post_type' ): 特定のカスタム投稿タイプに適用。

使用頻度が高い条件分岐から覚えよう

サイト制作

WordPressにおける条件分岐の理解と利用は、ウェブサイトのカスタマイズと機能強化において重要です。

当記事で紹介した条件分岐を駆使することで、webサイトの各ページに適切なコンテンツやレイアウトを動的に適用できます。

  • 検索エンジン最適化
  • ユーザー体験の向上
  • パフォーマンスの最適化

これらの改善により、コンバージョンや売上に直接的な影響を与えるでしょう。

これらの条件分岐の理解と適用は、初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、それらを学ぶことであなたのwebサイトは大きく変わります。

少しずつ、実際にコードを書きながら学ぶことで、サイトの特定の部分に特化したカスタマイズや、ユーザーに応じたダイナミックなコンテンツの表示が可能になります。

躊躇せずにチャレンジして、あなたのwebサイトを次のレベルに引き上げましょう!

これだけは覚えたい条件分岐
  • is_home() – ブログのメインページが表示されているかどうかをチェックします。
  • is_front_page() – サイトのフロントページ(トップページ)が表示されているかどうかをチェックします。
  • is_single() – 個別の投稿ページが表示されているかどうかをチェックします。
  • is_page() – 固定ページが表示されているかどうかをチェックします。
  • is_archive() – 任意のアーカイブページが表示されているかどうかをチェックします。
  • is_category() – 特定のカテゴリーページが表示されているかどうかをチェックします。
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